2010年7月8日木曜日

検討になったことは?

 「ことごとく検討になった」ことは何なのですか?との問合せがあり、少し堅い話になってしまうかもしれませんが、お許しください。

通年型議会運営へ 現在年4回の定例会(3月、6月、9月、12月)なのですが、年2回(2月~7月、9月~12月)に改めて、いつでも議会や委員会が開けるようにしてはとの提案でした。

常任委員会の改正 総務文教常任委員会(8名)、民生常任委員会(6名)、産業建設常任委員会(6名)が現在あるのですが、総務と民生を一つにして11名に、産業を9名に、そして、予算特別委員会と決算特別委員会を予算決算常任委員会(19名)に変更してはどうかとの提案です。

議会モニター制度の導入 

他にも細かい点(初日の運営方法とか議運の委員数を少なく等)はたくさんあるのですが、上記の3点について説明しますと、通年型にすることで、閉会中ということが少なくなります。専決処分ということ(議会が閉会中なので、議会を開かずに処置していまう)がなくなるのではないかという点。
閉会中の常任委員会の調査については、定例会最終日に閉会中であっても、調査ができるように文章で本会議に提出、議決しなくてはなりません。書かれていないことは出来ないし、あくまで調査であって、審議を深めるというようにはいかないのが実情です。
常任委員の数も大幅に増やさないと、6人ですと、実質、委員長、副委員長を除いて4名となり、審議そのものが浅く、一人が独占して自説を延々としゃべったりして弊害が多いよう感じます。

私は、出来るだけ常勤できるような工夫が必要であり、毎週月曜日は総文、火曜日は産建の審議日というようなことにして、今、淡路市が行っている事業仕分け的に一つのテーマで議員間討論をすることが必要ではないかと思っています。

それと特別委員会と常任委員会との違いですが、議決によって目的、期間を定めて設置されるものが特別委員会です。日常の常任委員会での活動を、予算決算に生かすのは常任委員会化するほうが良いと思っています。毎年するのに、いつも議決して設置するのはどうかと思います。

最後のモニター制度導入は、町内会の方や婦人会の方、サラリーマンの方、商工会の方等いろんな分野の方に市議会を見てもらって、アドバイザー的にいろんな意見を出してもらったり、懇談会をしたり、出前議会をしたりしていくためにも、是非とも導入したいものです。議長のリーダーシップに期待しております。市長と同様に市議会も市民の代表である原点を忘れてはいけません。

まあ、上記のようなことを1年の区切りを迎えるにあたって提案をしたのですが、全会一致を原則とする議会運営委員会の中では「否決」と「検討を要する」ということで、何も変えることは出来ずに、2年目を迎えることとなります。

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