2011年8月26日金曜日

無償譲渡が提案される

 廃校となった野島小学校をパソナグループに無償譲渡する議案が9月定例会で審議されることとなりました。 8/19に開催されましたプロポーザル審査会においてパソナグループに決定したことを受けて議案の提出に至ったようです。

地方公共団体の財産は、条例又は議会の議決による場合でなければ、これを交換し、出資の目的とし、若しくは支払手段として使用し、又は適正な対価なくしてこれを譲渡し若しくは貸付けてはならない」とあります。

議会がこれを認める「高度な必要性」があるのかどうかでしょうね。

一般的に、無償譲渡の問題点は
民間業者が融資をうけるために担保となることから返済に窮すれば競売もあること、
設備等が他へ転売される危険性を否定できないということで、目的が長期に渡って担保されないこともあり得ると思います。

地域の声を聞いて、行政として、その有効活用、地域活性化を実現しようと計画。プロポーザルによる公募という形をとっており、その審査会が「良」としたものであることは理解しております。

プロポーザルに至るまでの経過において、民間業者の存廃の危険性もあるわけで、本来の目的を担保していく意味からも市所有地は貸与、建物は無償譲渡ということも検討されたのかどうか。

パソナグループさんからは、どのような提案があったのか、委員会審査の場で質しておきたいと思います。

2011年8月23日火曜日

議会基本条例を策定中

 淡路市議会の憲法である「議会基本条例」を策定中です。

今、条例の前文を議会改革特別委員で意見を集約中です。この前文の意見調整が出来れば、それに沿った条文を入れていくことになります。議会基本条例を創ろうということで意見がまとまり、議会改革特別委員会を立ち上げて、条例に先駆けて「議会報告会」を開催したりしながらきております。

やっと条文の策定に入りました。議論を積み上げて、実のある条例にしたいものです。

私の前文(案)ですが、以下に列記します。(みんなと意見調整後の再提出分です)

地方主権が進み、自己決定、自己責任による自治体運営が求められている今日、議会の果たす責任は今まで以上に大きなものとなっている。

議会と市長は、相互に独立対等な立場で、緊張関係を保ちながら、市政を運営していく仕組みとなっている。議会は、市の方針等を決定し、市の仕事が適切に行われているかチェックし、一方、市長は、行政の責任者として、市の施策を実施し、両者がそれぞれに適切に役割を果たすことで、よりよい市政を実現していくことが期待されている。

淡路市政をより市民の視点に立ったものにしていくためには、市民に身近な存在であり、多様な意見を集約することができる議会の更なる充実・強化が求められている。公平・公正・透明な議会運営や開かれた議会づくりを推進し、市民参加を礎として、議論をたたかわせ、論点や課題を明らかにし 、意見を集約していく議会改革に取り組むことが必要である。

私たち淡路市議会は、活動の理念を明らかにし、本市の住民自治と民主主義を発展させ、市民福祉の向上を図るため、政策提言・政策立案できる議会を目指すことを決意し、ここに「淡路市議会基本条例」を制定するものである。

2011年8月22日月曜日

泉 和幸先生を囲んで

 昨日は私どもの会派「志民の会」研修会として、泉 和幸先生を囲んでの懇談会に参加いたしました。(おかげ庵において)

先生からは、「淡路島の南北分断」から「融合」とういう大きなテーマでの2時間余り。その後、島内三市議会議員有志での懇談会も90分程度。こうやって意見交換することは大事なことですね。

PFIの話や淡路島協同体の話やら盛りたくさんです。PFIは私も以前から提案していることなので、先生から話が出てうれしく思いました。後は、情報の問題は身につまされます。おかげ庵さんでパソナさんのここから村の冊子を見つけました。地域で暮らしてくれて、志を一つにと思いながらも、何故か情報は入りません。そのパンフレットさえも初めて目にしました。
言葉は適切性を欠くかも知れませんが、「上の方だけで動いている」んでしょうね。そういう印象です。


市民の皆さんからは不思議と思われるでしょうが、実際同じ淡路島の議員が意見交換する場というのは皆無です。議員研修会で顔を合わせるか、広域事務組合に出席する議長、副議長、総務委員長ぐらいではないでしょうか?

各市から4名づつ程度の議員の意見発表(一人10分程度)をやり、その後、意見交換会をする議員研修会もあっても良いのではと思います。ぜひ、実現したいものです。

2011年8月18日木曜日

宿題をいそげいそげとほうしぜみ

 残暑お見舞い申し上げます。

未だ未だ暑い日もありますので、しっかりと水分補給したりしながらご自愛専一に。


お盆も終わり、ほっとするこの頃ですが、末っ子の小学6年生は「今から宿題」だそうで、蝉の声に追いまくられる時間を過ごすのでしょうね。

現中学1年生からが関係する「高校学区変更」が兵庫県教育委員会で検討されておりまして、素案では淡路学区は神戸学区と一緒になります。岩屋中と北淡中のみであった明石学区への自由学区制度はそのまま残るのですが淡路市内5中学校が対象となります。

市教委は、高校問題にはタッチできないことから、県教委に来ていただいて説明会を求めていました所、 8/26 19:00から東浦サンシャインホールにて市PTA主催で開催されることとなりました。
もし、関係する保護者の方でご都合がつけばご参加下さい。


2011年8月10日水曜日

蓮池議長を再任しました。

 本日、役職の改選を迎え、県議長会会長の要職にある蓮池議長を再任いたしました。

他にも希望される方はいましたけれど、降りて頂いた格好となりました。今後は、申し合わせ等で1年という任期を「再任を妨げない」という字句を追加しておく必要があるのかも知れませんね。

天の声かこの度、二度目となります議会運営委員長を拝命することとなりました。蓮池議長のリーダーシップの下、議会改革特別委員会と一緒に改革を進めて、住民の声がしっかりと届く議会運営に尽力したいと思います。

2011年8月9日火曜日

明日は臨時議会が開催

10日臨時議会が招集されます。

任期が8月ということもあり、役職の改選等が予定されております。

役職にかける皆さんの意欲は何故か旺盛ですね。そのだけのパワーを市民のために使ってくれることを祈りたいと思います。役職に付いて「淡路市民のために~したい」が原動力なのだと信じたいと思います。
実際、「こうすれば良いな」と思って、提案したとしても役職につかれた方が興味なければ実現することはできません。議会という合議体であるがゆえです。この2年少しづつ改革は進んでいるのですが、「市民の声を活かし、地域のまちづくり」をもっとダイナミックに進めないと市民の方とその代表である議員との温度差が懸念されます。

お金がないからこそ、知恵を集めて一緒に頑張る。不可能かも知れないけれど、チャレンジする。その突破口を開く種(提案、実践)を蒔かないと、花は開かない。

市民の笑顔をつくるために。 そんな議会でありたいと願う。

2011年8月6日土曜日

少しの不便さを考える。

 今日8月6日、広島平和記念日。広島に原爆が落とされた日です。ピカドンと呼ばれたこの残虐な新爆弾を日本国民は、忘れることはないと思います。

凄まじい破壊力で無差別殺人を起こす原子力。
平和利用として、エネルギーとして発電するも今回の福島原発事故。
あのピカドンを平和利用するに当たって、その恐ろしさ、恐怖というものを考えなかったのか?もし、万が一、想定外が起こったとしてもと。

以前にも書きましたが、CO2を出さないクリーンエネルギーなんだとCMが盛んに流されるようになって、「大丈夫かな」って。

調子に乗った時に落とし穴が待ち伏せている。調子に乗った時がピンチなんだと。

今日は少しの不便さを考える日にしたいと思います。