2013年3月28日木曜日

27日で予算議会終了しました。

3月1日から始まりました平成25年度予算を審議する定例会が27日終わりました。

25年度予算審査委員会において、私が行った主な質疑について報告いたします。(他議員の質疑は省略) 

・繰上げ償還により、起債(借金)を返済しているが、補助裏のある起債については、交付税算入される年度が異なることとなるが、しっかりと把握しているのか?
→ シートにしっかりと記載し、把握している。基礎数字に反映できるよう万全を期している。

・7億7千万円もの滞納であるが、収納率アップにどう取り組んでいくのか?
→ 収納推進課を設置。4600件ある滞納を来期から滞納管理システムを導入して推進を図る。6班に分かれて、夜間徴収を実施する。徴収についての相談も含めて、公平性が担保できるよう取り組んでいく。

・工業用水の会計処理はどうなっているか?
→ 生穂新島水源管理組合を設けて、会計処理していく。
※当初から会計処理フローがあったようには見受けられない。指摘してから慌てた感がある。企業誘致のためでやむを得ないとも善意的に解釈するが、質問されてから答えるような姿勢ではダメだ。包隠さずトラブルがあれば報告をし、会計処理についても相談をし、議会が同意できる道を一緒に検討すべきでなかったか。行政は信頼を損なうようなことがあってはならないと考えるが。

・職員研修費が少なすぎないか?スキルアップを図らない企業はつぶれる運命にあるが?
→ 出張旅費で計上している部分もあり、職員のスキルアップをしっかりと図りたい。

・指定管理の選定について、地域の人達で設けられた審議会答申を尊重するしかないが、本当に大丈夫かと言いたくなるような企業さんでは困る。むしろ、その事業に係わる地域の人達でNPO法人を設立していただくとか検討することも必要では?頑張って利益を出すと、管理料を減額していくことがやる気をそいでいないか?
→ 見守りたい。指定管理のあり方については、その都度、検討を加えている。行改としての経費節減も図らねばならない。一定のルールは検討したい。

・厳しいことを言うが、情報共有化の未熟は否めない。カーネーションホームの民営化という基本的なことでも現場が知らない。現場までの意思疎通が図れているのか?
→ 対応してきたが、できていなかった部分があった事は事実。今後において、しっかりと現場まで伝わるよう改善したい。

・新行財政改革推進方策が示された。中間報告をする等もっと議会とすり合わせ、意見交換すべきでないか?給食センターの民営化が示されているが、当初、直営の方が安くなるとのことで、直営方式を採用した。直営ならば、地産地消、日本一の給食をめざせ!と言ってきた。「職員数の減により、民営化を検討する」ということは、高くても民営化するとも取れる。行財政改革の目的は何でしょうか?
→ 効率化を図り、財政の適正化。国から見れば、5町の行政サービスは過剰。歳入が増えればいいが、増えない場合には、歳出をカット。合併時710人いた職員は491人。量を質に変えていき、身の丈にあった運営をするしかない。

・PM2.5問題等環境対策が必要。測定器を淡路島内にも設置要望すべきでないか?
→ 三市長会や県を通じて、働きかけたい。

・補助金の額はどうやって決めているのか?市こども会135万円。青少年健全育成協議会36万円。市PTA30万円。市PTAは上部団体(県PTA)への負担金もあり、1万円を各校が頂いても、補助どころか赤字となる学校もあるのではないか。
→ 精査して検討していく。

・通学バスであるが、統合合併された地域にはスクールバスが運行している。合併しなくてもバス通学している学校(石屋小)もある。市教育委員会としてのファイナルアンサーを聞きたいが?
→ 国の基準では小学校は、4Km以内は徒歩となっている。4Km以上を対象としたスクールバス運行に際して、国より550万円を頂いている。もうしばらく検討させていただきたい。
※国基準の4Kmにあわせるのが淡路市教育委員会としての回答なのかと迫った所、時間をいただきたいとの事。この質疑はもう3度目である。実際問題として、「通行量の多い地域内を小学1年生に歩け」でいいのか疑問であり、旧町の時は2Km以上はバス通学としていたし、現在もバス通学している。1幼1小1中体制であったからこそ、教育予算を集中できたと自負している。どれだけの違いがあったかは岩屋中予算で言えば、市となってから70%カット。コミバスも走っており、対象生徒を無料で乗せればいいだけの話と思うが。

・中国 義烏市への交流派遣の予算があるが、何故にこだわるのか、理解できない。
→ (すみません。はっきりとした回答でなかった記憶しか残ってません)

・国道や県道上にある消火栓は?
→ 国道や県道上にある箇所の数字はつかんでいません。全体で2107ケ所あり、年に2~3回点検している。ご指摘のように火災時に使えるように点検していきます。

・防災ラジオの事業所への配布を検討すべきでないか?
→ 希望される法人、事業所にも配布することで、より一層市民の安全確保につながるものと思います。

・敬老の式典というイベントでなく、敬老会として地区別に実施した方が良いのではないか。
→ 地区別開催は合併した意味をある意味、否定することとなる。老人会の意見も拝聴して検討するが、今の所、考えていない。
※高齢者の方をしずかホールまで集め、「式典」として開催することがいいことなのかどうか?後ろの方から見ても見えないのでは?階段も気になる。式典にこだわるとしずかホールに集合となる。実際、対象者の1割も参加していない。各地域で社協まつりも開催していることもあり、相乗りも検討してはと思うのだが。お年寄りが喜ぶ、参加しやすい敬老会でありたい。

・民営化されるカーネーションホーム職員については、資格者に全く別の事務職をさせるのでなく、資格を活かせる活用を検討すべきだが?
→ そのように考えたい。

・観光地に行けば、その歴史や説明が画面にでてくるスマホアプリもあるようだ。市では対応できているのか?
→ まだ未整備であり、早速検討したい。

・地域活性化ふれあい商品券予算が計上されているが?
→ プレミアム分2000万円のうち、商工会が500万円、市が1500万円とさせていただいた。
※行政自ら「効果がない」と判断し打ち切ったことだけは指摘しておく。購買者はどう見ても15%程度であり、お金に余裕のある人だけが何度も並んで買える制度は疑問。現金で買う分が商品券になるだけ。本年度の効果を見守りたい。やっとついた新規起業支援予算に期待したい。