2013年9月27日金曜日

9月定例会が終わりました。

本日、9月議会最終日。新規条例1、改正条例2、廃止条例2、事件決議1、補正予算7、決算認定13、 合計26本と意見書2件、請願1件の表決が行われました。
全会一致での可決が16本。多数を持って可決が10本。「鳥獣被害防止対策の充実を求める意見書」「地方財源の充実確保を求める意見書」は全会一致。TPPからの撤退を求める請願は不採択となりました。
賛成討論は7回、反対討論は14回。

私は補正予算(4号)について反対討論をいたしました。発言内容を記載しておきます。

11番 志民の会 田中たかしでございます。
議案72号「平成25年度一般会計補正予算(4号)」について、反対の立場で討論します。
今回の補正予算案は19億8698万円余を追加し、総額311億9499万円余とするものであります。 その中で、7款商工費1項商工費3目観光費に賃金122万3千円。海の駅 あわじ島つな港に観光案内所を置き、OB職員を雇用するとした件について、9月17日開催されました補正予算審査特別委員会において、長時間の質疑応答が繰り返され、いわば議論を尽くして、尽くしての結果、 臨時雇い賃金122万3千円について、一旦、予備費に積み、熟考の上で再提出を求めるとした「組み替え動議」が、10名の賛成者をもって可決されました。

森副市長から、「予算組み替え動議の可決を受け、対応について協議したい」との申し出があり、その日の審議は原案を諮る直前でストップしました。
翌日の18日。議会運営委員会において「説明が不十分であり、再度説明をさせていただきたい」とのことで、「津名港ターミナル推進計画」なる書類を持って、各議員に説明。20日の全員協議会の場では新たに「津名港ターミナル活性化推進計画」が示されました

補正予算審査特別委員会での質疑の中では、津名港ターミナル推進計画、津名港ターミナル活性化推進計画で示されております内容についての執行部答弁は、ありませんでした。
予算案を提案しながら、担当部局、その場にいた副市長、幹部職員が説明できなかったことは、担当部局が知らないまま、誰かが予算をつけたのではないかという疑念や 組織として共有化していなかったのではないか?そう思われても仕方ありません。 更に付け加えれば、全員協議会の場において、「津名港ターミナル推進計画」「津名港ターミナル活性化推進計画」は、いつ作ったのですかとの問いに森副市長からは、組み替え動議の可決後、説明用に内部資料として作りましたとのことでありました。

今回の組み換え動議にまで至った経緯、長時間の審議が、単なる「説明が不十分」によるものだけとし、補正予算審査特別委員会質疑が終了してしまってからの、補足説明不足を補う補足説明が、議事録に残らない全員協議会での説明となったことは、誠に残念であります。
これは長時間に渡った補正予算審査中にでも、質疑が打ち切られるまでに、執行部の統一見解を示せなかったことがすべてであります
その結果を議員に再考を求めるのでなく、執行部自らが招いた結果であることを素直に受け止めるべきと考えます。
組み換え動議の可決について、執行部として、真摯に重く受け止める ということであります。しかしながら、本来 取るべき道 補正予算(4号)を撤回した上で、122万3千円を除いた新たな補正予算(5号)案の提出という手法は選択されませんでした。
あくまで、原案について表決いただきたいとの選択はとても残念に思います。 「議員はどうにでもなる」 「議決ですら いつでも覆せる」との自信があるのでしょうか。

 副市長の申し出により中断しておりました補正予算審査特別委員会が25日に再開されました。しかし、執行部からの発言は一切なく、議事録に残らない形となったことも付け加えておきます。

補正予算審査特別委員会の議事録を再現してみますよ。
予算組み換え動議が可決しました。 (申し出)  その分は省きますね。
本日の会議はこの程度でとどめたいと思います。再開は、後日連絡いたします。

再開します。一般会計補正予算4号について採決します。賛成の方は起立願います。 賛成多数です。原案の通り、可決承認されました。

ってなってしまうんですよ。 こんなんで市民が議事録見て理解できます? 

組み換え動議の提出者の一員として、一旦、予備費に積むことが可決しました臨時雇い賃金122万3千円が入ったままの原案でありますので、反対とします。

「 小事に大事あり 」ということを申し上げて、反対討論といたします。

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