2011年1月29日土曜日

エコキャップ運動

 ペットボトルの蓋の部分を集めて、再利用。途上国の子どもに蓋800個でワクチン一人分になるとのこと。今、こうしたエコキャップ運動が各地に広がっている様子です。私の町内会でも資源ゴミの日に集めております。

集めたキャップを淡路市社会福祉協議会へ持って行くのですが、社協は再生工場まで送らなくてはなりません。運動そのものは有意義なことなんです。ただ、みんなで集めたキャップによるワクチン代よりも送料の方が高くついていないだろうかと私は心配しますね。

この辺りがリサイクル運動の弱点ですね。善意で集まったものを粗末にすることはできませんから、かえってそれ以上の支出をともなってしまうことは多々リサイクルという何か美化されすぎた世界では起こりうることですね。

リサイクルは持続可能な形にしないと長続きしないと思います。
例えばペットボトルでいえば、製造販売している企業が協同して回収にあたるべきですよ。便利には違いない。軽いしね。落としても割れないし。
紙パックもそうでしたが、ペットボトルは、衣服にリサイクルできますよ。って一気に広まったんではないでしょうか。これだけ大量に出回り、回収しているに関わらず、ペットボトル再生衣服とほとんど出合うことはありません。私も作業着の1着だけです。

月1回の資源ゴミ回収の時は、いつもながら、その量の多さにびっくりするのですが、それでもすべてが回収できている訳はなく、ごみ袋に入れられて焼却場に行くペットボトルもあるでしょうし、海や山、川に捨てられることもあるのではないでしょうか?焼却すれば、炉を傷めることで、修理費(皆さんの税金)がかさみますし、捨てられれば永久に自然界に還らない素材です。便利さ、手軽さの象徴と思うこのペットボトル。ほんとに厄介なモノです。

このままの状態を100年も放置すれば、海、山、川はペットボトルで埋まってしまうのではないかと思いますね。海岸の漂着ゴミ、すごいですよ。(最終的には自治体のお金で処理せんとあかん)

リサイクルについて、取り組む前に、学校現場でもしっかりと教えないといけないのでは。。。とエコキャップ運動をしつつも、気になってしまいます。

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