廃校となった野島小学校をパソナグループに無償譲渡する議案が9月定例会で審議されることとなりました。 8/19に開催されましたプロポーザル審査会においてパソナグループに決定したことを受けて議案の提出に至ったようです。
「地方公共団体の財産は、条例又は議会の議決による場合でなければ、これを交換し、出資の目的とし、若しくは支払手段として使用し、又は適正な対価なくしてこれを譲渡し、若しくは貸付けてはならない」とあります。
議会がこれを認める「高度な必要性」があるのかどうかでしょうね。
一般的に、無償譲渡の問題点は
民間業者が融資をうけるために担保となることから返済に窮すれば競売もあること、
設備等が他へ転売される危険性を否定できないということで、目的が長期に渡って担保されないこともあり得ると思います。
地域の声を聞いて、行政として、その有効活用、地域活性化を実現しようと計画。プロポーザルによる公募という形をとっており、その審査会が「良」としたものであることは理解しております。
プロポーザルに至るまでの経過において、民間業者の存廃の危険性もあるわけで、本来の目的を担保していく意味からも市所有地は貸与、建物は無償譲渡ということも検討されたのかどうか。
パソナグループさんからは、どのような提案があったのか、委員会審査の場で質しておきたいと思います。
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