2013年9月30日月曜日

所管事務調査の集中月間がスタート。

9月議会がおわりました。

10月~11月の2ケ月間、担当所管事務の評価シートを参考にしながら、新行財政改革プランと併せて産業厚生常任委員会の集中審議に入ります。 
常任委員会としては、初めての試みとなるのですが、「まず、やってみよう」。走りながら、改善していきたいと思います。いわば、議会版の事業仕分け的になればと考えています。

こういう委員会活動が積み重なって「通年議会」の検討にもつながっていくものと思っています。(本年度は時に新人議員さんも多数いますので)

予算規模では淡路市全体の70%以上を占めますから、一気にすべては出来ませんが、課題や各議員で異なる論点等を整理していきながら、常任委員会としてのまとめに持って行きます。少しでも新年度予算や行政運営に反映していただければとの思いです。

午後からその最初、都市整備部、特に市営住宅の長寿命化計画や市道管理、道路計画等の事務調査を10/1に予定しており、その会議に提出いただく資料や進め方等打ち合わせに市役所へ行きます。 何かわくわくしています。

2013年9月27日金曜日

9月定例会が終わりました。

本日、9月議会最終日。新規条例1、改正条例2、廃止条例2、事件決議1、補正予算7、決算認定13、 合計26本と意見書2件、請願1件の表決が行われました。
全会一致での可決が16本。多数を持って可決が10本。「鳥獣被害防止対策の充実を求める意見書」「地方財源の充実確保を求める意見書」は全会一致。TPPからの撤退を求める請願は不採択となりました。
賛成討論は7回、反対討論は14回。

私は補正予算(4号)について反対討論をいたしました。発言内容を記載しておきます。

11番 志民の会 田中たかしでございます。
議案72号「平成25年度一般会計補正予算(4号)」について、反対の立場で討論します。
今回の補正予算案は19億8698万円余を追加し、総額311億9499万円余とするものであります。 その中で、7款商工費1項商工費3目観光費に賃金122万3千円。海の駅 あわじ島つな港に観光案内所を置き、OB職員を雇用するとした件について、9月17日開催されました補正予算審査特別委員会において、長時間の質疑応答が繰り返され、いわば議論を尽くして、尽くしての結果、 臨時雇い賃金122万3千円について、一旦、予備費に積み、熟考の上で再提出を求めるとした「組み替え動議」が、10名の賛成者をもって可決されました。

森副市長から、「予算組み替え動議の可決を受け、対応について協議したい」との申し出があり、その日の審議は原案を諮る直前でストップしました。
翌日の18日。議会運営委員会において「説明が不十分であり、再度説明をさせていただきたい」とのことで、「津名港ターミナル推進計画」なる書類を持って、各議員に説明。20日の全員協議会の場では新たに「津名港ターミナル活性化推進計画」が示されました

補正予算審査特別委員会での質疑の中では、津名港ターミナル推進計画、津名港ターミナル活性化推進計画で示されております内容についての執行部答弁は、ありませんでした。
予算案を提案しながら、担当部局、その場にいた副市長、幹部職員が説明できなかったことは、担当部局が知らないまま、誰かが予算をつけたのではないかという疑念や 組織として共有化していなかったのではないか?そう思われても仕方ありません。 更に付け加えれば、全員協議会の場において、「津名港ターミナル推進計画」「津名港ターミナル活性化推進計画」は、いつ作ったのですかとの問いに森副市長からは、組み替え動議の可決後、説明用に内部資料として作りましたとのことでありました。

今回の組み換え動議にまで至った経緯、長時間の審議が、単なる「説明が不十分」によるものだけとし、補正予算審査特別委員会質疑が終了してしまってからの、補足説明不足を補う補足説明が、議事録に残らない全員協議会での説明となったことは、誠に残念であります。
これは長時間に渡った補正予算審査中にでも、質疑が打ち切られるまでに、執行部の統一見解を示せなかったことがすべてであります
その結果を議員に再考を求めるのでなく、執行部自らが招いた結果であることを素直に受け止めるべきと考えます。
組み換え動議の可決について、執行部として、真摯に重く受け止める ということであります。しかしながら、本来 取るべき道 補正予算(4号)を撤回した上で、122万3千円を除いた新たな補正予算(5号)案の提出という手法は選択されませんでした。
あくまで、原案について表決いただきたいとの選択はとても残念に思います。 「議員はどうにでもなる」 「議決ですら いつでも覆せる」との自信があるのでしょうか。

 副市長の申し出により中断しておりました補正予算審査特別委員会が25日に再開されました。しかし、執行部からの発言は一切なく、議事録に残らない形となったことも付け加えておきます。

補正予算審査特別委員会の議事録を再現してみますよ。
予算組み換え動議が可決しました。 (申し出)  その分は省きますね。
本日の会議はこの程度でとどめたいと思います。再開は、後日連絡いたします。

再開します。一般会計補正予算4号について採決します。賛成の方は起立願います。 賛成多数です。原案の通り、可決承認されました。

ってなってしまうんですよ。 こんなんで市民が議事録見て理解できます? 

組み換え動議の提出者の一員として、一旦、予備費に積むことが可決しました臨時雇い賃金122万3千円が入ったままの原案でありますので、反対とします。

「 小事に大事あり 」ということを申し上げて、反対討論といたします。

2013年9月26日木曜日

「 小事に大事あり 」

淡路市議会は、予算組み換え動議を10:6で可決しつつも、一人一人の議員に各部長が説明に回るという説得活動が功を奏したのか、あるいはいろんな誘惑や圧力があったのか、本日再開されました補正予算特別委員会において、逆に10:6で原案可決という結果となりました。

(17日)予算組み換え動議賛成者:田中、太田、西濱、松本、戸田、日指、打越、竹中、廣田、北浦

 10:6で可決。 執行部より、対応を協議したいとのことで、会議は原案を採決する前に中断。

(25日再開)原案賛成者:出雲、籾谷、土井、西村、松本、戸田、日指、打越、廣田、北浦
 10:6で可決。 

組み換え動議が可決後に、後だしで提出してきた非公式資料による非公式の場での説明を受けて、同一の委員会審査中に、休憩を挟んだといえ、議員個人の信念が変わるとはびっくりです。

明日 本会議で採決が行われます。私は、補正予算4号に反対討論しますが、どんな理由を述べて、賛成討論するんでしょうか?当初から4名しか原案賛成者はいなかったのですが。何でも賛成の新緑風会か公明党あたりか。

私達 志民の会との友好会派ですが、考え直す必要もあるかも知れませんね。

2013年9月18日水曜日

組み換え動議が可決!

昨日の補正予算特別委員会。 総括質疑でもとりあげた案件でしたが、財政厳しくと言いながら、月に10隻(20~30人)の観光案内の為に、年ベース250万円かけてOB職員を臨時雇用する内容です。(冬場に船が着くの?)

委員会審議の場に移しても、明確な答弁はありませんでした。単なる人件費の補正と思う議員は少なく、津名港ターミナルの固定化と次々と予定される改修費に進むものと想定されます。

交通結節点として、船が出なくなった状況であってもいつまでも津名港ターミナルの存続とも取れます。私は、津名バスターミナルは中橋下に持って行ったほうが、市民の利便性からは良いのではと思っています。それについても答弁はなし。

起債も終了することから、今後の方向性の検討は以前から質問してきました。 その点も質疑しましたが、「今後検討する」とのこと。

改修費等を突っ込んでしまえば、「もったいない」ということで、やめることの選択は難しくなります。 海の駅の開設時も、何ら全体像を示すことなくスタートしておりますからなしくづし的になりやすいのです。 ここは一旦 保留にして、今後の全体像を示して、納得できる案の再提出を求めたものです。(予算組み換え動議の可決) 

お金の使い方として、どうかを問うているのであって、観光を推進していく立場は変わりません。

2013年9月10日火曜日

一般質問が終わりました。

 午後2時過ぎと思っていましたが、前の議員の一般質問が早く終了した関係で、午後1時30分ぐらいからの一般質問となりました。

丁寧に質問したつもりでありますが、答えは「闇の中」でしょうか。

「明石海峡大橋マラソン」の実現については、市長からの答弁では①興味はある ②実現には戦略が必要 ③淡路島としての提案にしないといけない とした上で、コンセンサスを得ることが重要との答弁をいただきました。 この背景には、淡路島女子駅伝にかわる全島マラソンの協議が始まっていること等があるように感じました。実現に向けては、確かにその労力は大変なものがあるのですが、地元にある「世界一の大橋」を活用することは至極当然ですし、世界的観光立市を標榜する淡路市がチャレンジする必要性を丁寧に訴えたと思います。
過去から話題になってはいたが、実現できなかった経験があるからでしょうが、「一歩前へ」進む為に、プロジェクトチームの立ち上げをお願いしましたが、「半歩」という答弁をいただきました。 

今後に期待したいものです。私の願いは「実現」して、地域の活性化です。

次の「住民協議会(仮称)」の設置については、目指している地域づくりが違うのか、いつもの通り平行線のまま。私の訴え方が悪いのでしょうが、住民との協働って話には話の論点をづらされている気がします。
びっくりしたのが、地域審議会の廃止問題でした。新行財政改革推進方策には、条例の通り、10年で廃止。今後はそれに代わる地域の声を吸い上げる方法を検討する。となっています。

それに代わる「住民協議会(仮称)」をとの提案でしたが、「地域審議会を廃止するかどうかは、決めていない」との答弁。

今後、職員も減少していく。地方交付税も予定では28億円減となる中、「何でも行政がやれ」「行政任せ」でなく、「地域そのもの」について話し合い、みんなで考えて行動するには、基軸たる組織が必要だと思っています。市長は町内会の役割の範疇との認識でした。 
5つの地域審議会の廃止の方針を受けて、更に細かく21の「住民協議会(仮称)」を提案したのですが、廃止すると決めていないとのことですから、話は平行線です。

どの問題で言われたかは、テープを起こしてみないとわかりませんが、市長から「「一般質問」の場で聞くことでなく、委員会で」との発言にびっくりです。その真意はわかりません。
一般質問って、市の方向性を質すものだと思っていたのですが、どうも違うようです。




2013年9月4日水曜日

本会議(2日目) 総括質疑

総括質疑のトップバッターとして質疑しました。(質疑・答弁で30分以内)

私からは、補正予算案についてのみに絞って4点質疑いたしました。

① 耐震改修の関係  設計と施工を分離しての従来型の予算提案。ただ、耐震改修の技術革新は日進月歩の世界であり、以前に設計・施工を企業体を組んでプロポーザルでやり、従来の耐震工法で6.6億円工期2年を外側枠付き鉄骨ブレース工法でやり、4.1億。工期1年でやったとの他自治体情報もあり。耐震化工事においては、プロポーザルでやっている自治体が増加しております。  執行部からは、「複雑な案件等については、検討する必要がある」との回答を得ました。 

② 定住自立圏構想の一環として、企画費で「淡路島アートフェスティバル事業」を採択した予算提案。 私からは、事業選択に至るプロセスを問いました。  執行部からは、部局で検討した上で、ビジョン懇談会に提案していく流れの説明を受けました。 定住自立圏構想の予算は限られており、協定書には、夜間休日小児緊急医療体制や淡路島観光推進やブランドPR、6次産業化、有害鳥獣対策、地域公共交通、ICTインフラ整備、空家バンクシステム等が記載されております。 そんな優先事項の中、この事業採択に至るプロセスはしっかりと「見える」ようにと再質疑いたしました。

③ 海の駅として、整備したいとのことで、当初予算に整備費を計上。今回の補正では人件費を提案。観光案内を充実させたいとのこと。これから秋冬の季節となり、海は荒れてきます。充実させたい気持ちは担当部にあるのだろうけど、年間の収支計画や利用状況を質したところ、開設以来、15隻の利用に留まっており、当初120~150隻の利用を下回ることは確実。計画通りに来たとしてもその年間利用料金は37万円。支出はとの問いに「出るわ。出るわ。次次の改修費用」 行財政改革を進めている自治体とは思えない位の印象でした。 全体を示さないままの小出しの手法を補正予算審査委員会で問うことになります。(赤字の津名港ポートターミナル会計でなく、一般会計からの支出)

④ 生活保護専門調整員配置。  その内容と生活保護から就労に結びついて「脱出できた」人数を問いました。 多種多様な事例に対応するには、必要なことです。キメ細かい指導をしながら、「就労に結びつける」ことが大事です。 それと「不正の摘発」をしっかりとやることと「医療費の負担ゼロ」を解消しなければいけないと思っています。生活費の中から医療費は低額であっても払う方向で国会議員さんは考えてほしいと思います。
理想的には、不遇な時や苦しい時はみんなで助け、それに慣れてしまうのでなく一日も早く脱出をすることだと思います。 人生は長い。若くて、働けるのに、働かず、お金をもらうことに慣れてしまっている人を見ると、悲しくなりますね。